ローストビーフはなぜ時間をかけた方が良いの?
ローストビーフを作る手順で重要なのが、低温でじっくりと調理していくことです。
表面はしっかりと焼き上げ、中はしっとりジューシーな仕上がりにするのが美味しいローストビーフにするポイントです。
一般の煮込み料理などと違って、高温で調理は行いません。
表面は最初に焼き上げますが、それ以降は低温調節が必要になります。
温度でいうと55度ぐらいです。
お風呂の温度よりもちょっと熱いぐらいの温度で、沸騰するような温度ではありません。
これぐらいの温度で調理すると、お肉が固くならず柔らかいお肉が実現します。
ローストビーフを作る際はお肉の塊になるので、時間をかけてじっくり調理しないと、中心部まで温度が届かない可能性があります。
そういった意味もあり、時間をかけて調理するのがベターです。
中心部まで早く高熱にしたいからといって、温度を上げてしまうと表面の水分が蒸発し、パサついた肉質になってしまいます。
一般家庭ですと300g程度で作ることが多いかと思いますが、業務用ですと500g、600gで作ることも多いです。
当店ではそれ以上のグラム数で調理することもあります。
そういった兼ね合いもあり、完成まで3日間かかります。
熟成期間も含め、しっかりと肉汁を閉じ込め、最高の状態でお客様に販売しています。